曲目リスト 1. ピアノ協奏曲第1番ニ短調 作品15 第1楽章:MAESTOSO 2. ピアノ協奏曲第1番ニ短調 作品15 第2楽章:ADAGIO 3. ピアノ協奏曲第1番ニ短調 作品15 第3楽章:RONDO:ALLEGRO NON TROPPO 楽曲詳細 ピアノ協奏曲第1番ニ短調 作品15 第1楽章:MAESTOSO 作曲: ブラームス ツィマーマン(クリスティアン), ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮: ラトル(サイモン) ピアノ協奏曲第1番ニ短調 作品15 第2楽章:ADAGIO 作曲: ブラームス ツィマーマン(クリスティアン), ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮: ラトル(サイモン) ピアノ協奏曲第1番ニ短調 作品15 第3楽章:RONDO:ALLEGRO NON TROPPO 作曲: ブラームス ツィマーマン(クリスティアン), ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮: ラトル(サイモン) 商品の説明 内容(「CDジャーナル」データベースより) 83年録音のバーンスタイン盤以来、2度目となるブラームスの第1番。今回もま た万全のサポートを得て、磨き抜かれたテクニックと、深みを増した表現で、 ブラームスの若き作品に輝きを与えている。 内容 (「CDジャーナル・レビュー」より) ラトルの場合、アンスネスと組んだEMI盤では、第1楽章冒頭から、ティンパ ニに猛烈なクレッシェンドやデクレッシェンドを行なわせ、吹きすさぶ嵐の ようなアプローチを繰り広げていたが、当盤でも猛烈なエネルギーを放射。 ベルリン・フィルがその合奏能力を活かし、張りつめた響きを発しながらも 、重心の低い横綱相撲を繰り広げているために、音楽に幅と説得力が加わって いるのが印象的だ。一方のツィマーマンは、バーンスタインと組んだDG盤に対し て、当盤では左手から紡ぎ出す存在感のある重めの音を駆使して、きめ細かで ありながら、立体感に富んだ独奏を展開している。とりわけ、第1楽章の226小 節からのファンファーレ風のフレーズを毅然としたタッチと俊敏なリズム感で弾 き切り、展開部後半や再現部で、オーケストラと渡りあっていく際にも、神経が すみずみまで張りめぐらされているあたりがすばらしい。第2楽章では、ツィマ ーマンの指先から豊かな詩情が咲きこぼれ、ラトルとベルリン・フィルが細心 をきわめたサポートを実現しつつ、杓子定規な堅苦しさを感じさせないあたり も特筆ものだろう。速めのテンポでスタートする終楽章では、ツィマーマンが 感興豊かなソロを披露。アクセント記号が付いた音符を入念に処理しながらも 、強い推進力を解き放ってみたり、左手のなにげない分散和音からも多彩なニ ュアンスをごく自然に引き出してみせるなど、驚異的な名演を展開している。 ラトルが、ヴァイオリンを左右に振り分け、コントラバスを下手奥に配してい ることもあって、238小節からや463小節から、左右のヴァイオリンが効果的に 掛け合うなど、ブラームスがスコアに埋め込んだ仕掛けを巧妙に再現してみせ るあたりも大きな聴きどころだ。もちろん、独奏者とオーケストラの丁々発止 のやりとりも随所に盛り込まれており、“ピアノ独奏付き交響曲”とも揶揄され た作品を、きわめて魅力的に奏で上げることに成功している。 (満津岡信育) -- - 2005年12月号